夏目漱石 『それから』 そこで、淋しい食事を済して、再び書斎に戻ったが、久し振りに今日は少し書見をしようと云う心組であった。 かねて読み掛けてある洋書を、栞の挟んである所で開けて見ると、前後の関係をまるで忘れていた。 代助の記憶に取ってこう云う現象は寧ろ珍らしかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア