小川未明 『貸間を探がしたとき』 坂を登って、細い路次にはいって行った。 赤い煉瓦塀についたり、壊れかけた竹垣に添ったりして、右を見、左を見たりして行くと、ふと左側のすぐ道ばたの二階家に、「貸間あり」の紙札が下っていた。 私は、先ず外から立ってその家の有様を眺めた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア