小川未明 『黄色い晩』 其処まで行けねえ。 といって例の尖った口先を心持此方に向けて頼んだ。 私は、袂でその沸えたぎっている煎薬の土瓶を下して、周蔵の言うがままにそれを茶碗に移して枕許に持て行てやると、彼はむくりと起き上って、熱いやつをぷうぷうと吹き出した。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア