小川未明 『黄色い晩』 盲目で竹の杖を突きながらとぼとぼと私の後方について来たが、途中から、私に手を引いてくれいといった。 私は按摩の手を引きながら、低い、暗い、凸凹のあるうねうねと曲った町の雁木下を歩いて、やがて村へ差しかかったのである。 西の山は真黒く浮き出ている。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア