小川未明 『北の冬』 その三人は、始終俯向いていた。 各自の手に一つずつ持った提燈は、宙に吊下っているように動くともなく動いた。 一同は怖しいながらに息の音を凝らして見送っていると池の方向へは行かずに、広い野原を横切って、隣村の方へ過ぎて行った。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア