小川未明 『北の冬』 母は、頭に庄内帽子を被って、同じく合羽を着て、藁の深靴を穿いて戸を開けて表へ出た。 身を刺すように冷たな西風が吹いている。 一面に灰色がかった雪の原野で、彼方に徳兵衛爺の家の頭ばかりが見えた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア