小川未明 『凍える女』 老婆は、起きて、ランプを手に持って勝手許に行った。 家の内を占領している空気も、肌には氷のように冷かになって触れたのである。 老婆は、しんとした勝手許に出て、ランプを棚の上に載せて、下駄を穿いて戸の傍に立ち寄った。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア