帰ろうと思っても、帰ることが出来ず、家では親達が心配しているだろうと思うと一刻も茫然してはいられず、だんだん心細くなって来て泣き出した。
……ややしばらくして泣き止んで切り捨ててあった、青々とした柴の上に腰を下して、空の星をさびしげに眺めていた。
すると何処ともなく天外になつかしい声が聞えて、さわさわと木の葉が揺れるかと思うと、日頃恋い慕っていた姉が、繁みの裡から出てきたのである。
帰ろうと思っても、帰ることが出来ず、家では親達が心配しているだろうと思うと一刻も茫然してはいられず、だんだん心細くなって来て泣き出した。
……ややしばらくして泣き止んで切り捨ててあった、青々とした柴の上に腰を下して、空の星をさびしげに眺めていた。
すると何処ともなく天外になつかしい声が聞えて、さわさわと木の葉が揺れるかと思うと、日頃恋い慕っていた姉が、繁みの裡から出てきたのである。