妾が道を案内して上るから、いつかは、日常妾の帰りが遅いと迎いに来てお呉だったのね、今日は妾が途を教えて上げよう。
二郎はその言葉を聞き、何となく悲しく感じて、姉に手を引れて林の裡から出た。
二郎は心のうちで、どうして姉が斯様な山道を悉しく知ていようか……斯様なに暗いのにどうして斯様なに路が分るだろうかと訝かしがりながら歩るいていた。
妾が道を案内して上るから、いつかは、日常妾の帰りが遅いと迎いに来てお呉だったのね、今日は妾が途を教えて上げよう。
二郎はその言葉を聞き、何となく悲しく感じて、姉に手を引れて林の裡から出た。
二郎は心のうちで、どうして姉が斯様な山道を悉しく知ていようか……斯様なに暗いのにどうして斯様なに路が分るだろうかと訝かしがりながら歩るいていた。