小川未明 『稚子ヶ淵』 やがて大きな沢や、幾つかの渓を越えて、細い細い山途に差しかかると、山の端を離れて月の光りが渓川の水に宿っている。 二人は黙ったまんまで途を歩いている…… この時姉は始めて弟を顧みて、さも名残惜そうにして見つめたのである。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア