――赤目のちぢれ毛の跛にさえ、偶々ストーブに薪を入れに来るのを呼びとめて、霊魂不滅を説き聞せたことがある。
赤目のちぢれ毛は遂には翁をば怖しい人だと思って翁がただ独りで教壇に向って、瞑想している時などには、たとえストーブが冷かになるということを知っても薪を持ち運ばぬようになった。
けれど翁は、赤目のちぢれ毛の、怠惰者の夫に向っては神を説き聞かしたことが一度もない。
――赤目のちぢれ毛の跛にさえ、偶々ストーブに薪を入れに来るのを呼びとめて、霊魂不滅を説き聞せたことがある。
赤目のちぢれ毛は遂には翁をば怖しい人だと思って翁がただ独りで教壇に向って、瞑想している時などには、たとえストーブが冷かになるということを知っても薪を持ち運ばぬようになった。
けれど翁は、赤目のちぢれ毛の、怠惰者の夫に向っては神を説き聞かしたことが一度もない。