赤目のちぢれ毛は遂には翁をば怖しい人だと思って翁がただ独りで教壇に向って、瞑想している時などには、たとえストーブが冷かになるということを知っても薪を持ち運ばぬようになった。
けれど翁は、赤目のちぢれ毛の、怠惰者の夫に向っては神を説き聞かしたことが一度もない。
何となれば翁は、斯様怠惰者の酒飲は到底言っても役に立たぬ、神は決して斯様人をも救い給わぬといって始めから眼中に入れずにいる。
赤目のちぢれ毛は遂には翁をば怖しい人だと思って翁がただ独りで教壇に向って、瞑想している時などには、たとえストーブが冷かになるということを知っても薪を持ち運ばぬようになった。
けれど翁は、赤目のちぢれ毛の、怠惰者の夫に向っては神を説き聞かしたことが一度もない。
何となれば翁は、斯様怠惰者の酒飲は到底言っても役に立たぬ、神は決して斯様人をも救い給わぬといって始めから眼中に入れずにいる。