小川未明 『捕われ人』 見上げると四面の高い山の巓が赤く禿げて、日暮方の秋の日が当っているが、もう谷底は日蔭となって湿ぽい気が満ち満ちていた。 恐らく一日中この谷底には、日の光が落ちぬのであろう。 眼の光る三人の悪者は、殺す用意に取りかかった。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア