小川未明 『捕われ人』 この間互に一言も言い交わさなかった。 火を焚いている一人は頻りと枯れた小枝や青い松葉を折って来て大きな土竈の下を燃している。 褐色のシャツを着た悪者は、小屋の方へ行ったがやがて襤褸片で刃をぐるぐると巻き附けた大きな鉞を持ち出して来た。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア