仰ぐと眼の前に聳えた高い山の頂の赤く禿げたあたりに暮れかかった日影が映っていたがだんだんその光りも衰えて来た、小屋に立去った褐色の悪者は、大きな砥石を持ち出した。
この時火を焚き付けていた悪者は、もう火が燃え上ったので此方に歩いて来たが男の前にあった桶を一つ持って渓川へ水を汲に行った。
やがて砥石の傍に水の入った桶が置れて、小舎に行った男が土の上に蹲踞って大きな鉞を磨ぎ始める。
仰ぐと眼の前に聳えた高い山の頂の赤く禿げたあたりに暮れかかった日影が映っていたがだんだんその光りも衰えて来た、小屋に立去った褐色の悪者は、大きな砥石を持ち出した。
この時火を焚き付けていた悪者は、もう火が燃え上ったので此方に歩いて来たが男の前にあった桶を一つ持って渓川へ水を汲に行った。
やがて砥石の傍に水の入った桶が置れて、小舎に行った男が土の上に蹲踞って大きな鉞を磨ぎ始める。