小川未明 『捕われ人』 よく里に聞き、海に聞き、また山に聞くことの出来る調子である。 捕われた男はこの警察権も行届かない、人の知らない、山奥に独り坐って僅かにこの歌の調子を聞いて、そぞろに人の住む村里を恋いしく思った。 ただ思うより他、再び帰ることが出来ぬ身である。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア