小川未明 『日没の幻影』 雪のように白い花弁は眠っている旅人の上にかかる。 よく旅人は眠ってしまった。 楽器を捨てて、手を投げ出して、あの疲れた心臓から洩れる息の音が、この静かな薄暗に鼓動をうって聞きとれるようだ。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア