小川未明 『薔薇と巫女』 雲の裾が明るく断れて、上は濃い墨を流したように厚みのある黒い線を引ている。 さながら、その地平線に咲き出た花のように、一輪の花が眼の前に頭を擡げている。 彼は、十歩余りで、その花に近づくことが出来た。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア