小川未明 『薔薇と巫女』 常磐木の森の暗い影に隠れて古い沼がある。 半分姿を現わした沼の面が、月光に照らされて鱗のように怪しく底光りを放っていた。 小鳥も啼かなければ、風の吹く音もしなかった。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア