「日が蔭って、晩方の風は寒い、早く家へ入れてやるぞ。
と老人は独言をいって、籠を柱から外すと、大事に捧げて、自分等が臥る居間に持て行く。
その時も小鳥は頭を傾げて、不思議そうに老人の顔や、家の暗い様子などを眺めながら……薄紅い胸の温毛を動悸に波打たせていた。
「日が蔭って、晩方の風は寒い、早く家へ入れてやるぞ。
と老人は独言をいって、籠を柱から外すと、大事に捧げて、自分等が臥る居間に持て行く。
その時も小鳥は頭を傾げて、不思議そうに老人の顔や、家の暗い様子などを眺めながら……薄紅い胸の温毛を動悸に波打たせていた。