小川未明 『不思議な鳥』 この老夫婦には子もなければ、孫もなかった。 夕飯の膳には、白い湯気が微かに上って、物静かに済むと、暗いランプの光りが煤けた一間を照す。 室の隅に置かれた小鳥はランプの火影に驚いて黒い円な眼を見張って撞木を渡り始める。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア