小川未明 『不思議な鳥』 「ああ、もう直日が暮れるのか……。 私は黒い柱に懸った、古風の大きな八角時計を見上げた。 縁の金色が、僅かに鈍い灰色の空気に光って、眤と眸を移さずに白い円盤を見詰ていると、長い針は遅々と動いて、五分過ぎた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア