小川未明 『不思議な鳥』 その毎に身動きをしない、重苦しそうな枝の一部分だけが動いた。 見渡すと五六寸ばかり頭の現われた墓石が其処、此処にある。 鵯の止っている栗林は夕空に頭を揃えていて、一帯に空気が沈んで、寂寞としていて悲しそうな景色であった。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア