小川未明 『不思議な鳥』 吉太はさも大事そうに、自分の心臓でも掌に載せているように、雪焼のした汚らしい手を戦わしていた。 で、私の言ったことなどに耳を傾けていなかった。 吉太は、こうやっている間にも幾度となく、唇を掌に寄せて暖かな息を鳥に吹かけた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア