もはや堪えられんで二郎は泣出そうとした時に、先刻のみすぼらしい乞食が現われて、私がお家へ連て行って上ましょう。
と先に立って、例の哀しい胡弓を鳴らしながら今来た道をもどって行くのであります。
二郎は恐る恐る、「母さんに遇いたいが、お前さんは、母さんのいるところを知らないか。
もはや堪えられんで二郎は泣出そうとした時に、先刻のみすぼらしい乞食が現われて、私がお家へ連て行って上ましょう。
と先に立って、例の哀しい胡弓を鳴らしながら今来た道をもどって行くのであります。
二郎は恐る恐る、「母さんに遇いたいが、お前さんは、母さんのいるところを知らないか。