小川未明 『森の妖姫』 空色の衣物に緋の袴を着て、房々とした黒髪を垂れたる美女は梢の繁みを払って、我が方を差し覗いているように思われる。 はっとして青年は心臓の血潮を躍らすと、もはやその姿は歌と共に消え失せてしまった。 次の日も青年は、写生に出掛けた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア