小川未明 『蝋人形』 女房は西向の暗い室で、厚い木綿を手許覚束なげに縫うては、他人の針仕事をして家計の助けをやっている。 春は青葉で暗く冬は雪に埋れる田舎町で、一人の息子の成功を神に祈っているのだ。 清吉が造って行ったただ一つの蝋人形の行衛は知れた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア