山から飛んできた小鳥も、たいていはちょっと枝に止まることがあるばかりで、いずれも、秋ならば赤く実の熟した木へ、春ならば、つぼみのたくさんについている枝へ降りていって、長くこの木と話をしているものもなかったのです。
この木も、若い時分は、ほかの木にまけないほどに、美しくなりました。
しなやかな枝には葉の色は銀色に光って、なよなよと風に動いていたものですが、年をとるにしたがって、だんだん木は、気むずかしくなりました。
山から飛んできた小鳥も、たいていはちょっと枝に止まることがあるばかりで、いずれも、秋ならば赤く実の熟した木へ、春ならば、つぼみのたくさんについている枝へ降りていって、長くこの木と話をしているものもなかったのです。
この木も、若い時分は、ほかの木にまけないほどに、美しくなりました。
しなやかな枝には葉の色は銀色に光って、なよなよと風に動いていたものですが、年をとるにしたがって、だんだん木は、気むずかしくなりました。