ある、よく晴れた日のこと、兄弟の子ばとは母の許しを得て山を一つ越して、あちらの圃へゆくことにしました。
これまでは、母親がついていったのでした。
けれど、めったに、そこには、人の影を見なかったので、母親は、あすこへならば、たとえ二人をやってもだいじょうぶであろうと安心したからであります。
ある、よく晴れた日のこと、兄弟の子ばとは母の許しを得て山を一つ越して、あちらの圃へゆくことにしました。
これまでは、母親がついていったのでした。
けれど、めったに、そこには、人の影を見なかったので、母親は、あすこへならば、たとえ二人をやってもだいじょうぶであろうと安心したからであります。