敏ちゃんは、握っていた石を手から放して、その方を振り向いていると、男は、なにかいいたげなようすをして、こちらをにらんでいたが、ちょうどカーブへさしかかった途端に、調子づいているトロッコは、はっと若者が気づいたときには、もう脱線して、止まってしまったのでした。
だが、それを知らずに、後から、後から、ほかのトロッコは、唄など歌いながら、走ってくるのです。
あわてて、若者は両手を高く上げて叫びました。
敏ちゃんは、握っていた石を手から放して、その方を振り向いていると、男は、なにかいいたげなようすをして、こちらをにらんでいたが、ちょうどカーブへさしかかった途端に、調子づいているトロッコは、はっと若者が気づいたときには、もう脱線して、止まってしまったのでした。
だが、それを知らずに、後から、後から、ほかのトロッコは、唄など歌いながら、走ってくるのです。
あわてて、若者は両手を高く上げて叫びました。