先のが、かぶとむし、つぎは、さいかち、そのつぎは、えび、そのつぎが、ボーオ、ボーオと鳴くおたま、……光一の目には、みんな虫になって見えたのであります。
もう、両側の店には、燈火がついて、大空は、紫水晶のように暗くなっていました。
光一は、かね子さんに、昼間見たおたまの話をすると、
先のが、かぶとむし、つぎは、さいかち、そのつぎは、えび、そのつぎが、ボーオ、ボーオと鳴くおたま、……光一の目には、みんな虫になって見えたのであります。
もう、両側の店には、燈火がついて、大空は、紫水晶のように暗くなっていました。
光一は、かね子さんに、昼間見たおたまの話をすると、