谷崎潤一郎 『少年』 もう決してお母様に譃をついたり、内證で人の家へ這入ったり致しません」 と、夢中で口走って手を合わせた。 すっかり後悔して、帰る事にきめて立ち上ったが、ふと玄関の硝子障子の扉の向うに、ぽつりと一点小さな蝋燭の灯らしいものが見えた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア