光子は私の手頸を放して、何処かへ消え失せて了ったが、やがて部屋の正面の暗い闇にピシピシと凄じい音を立てゝ、細い青白い光の糸が無数に飛びちがい、流星のように走ったり、波のようにのたくったり、圓を畫いたり、十文字を畫いたりし始めた。
「ね、面白いだろ。
何でも書けるんだよ」
光子は私の手頸を放して、何処かへ消え失せて了ったが、やがて部屋の正面の暗い闇にピシピシと凄じい音を立てゝ、細い青白い光の糸が無数に飛びちがい、流星のように走ったり、波のようにのたくったり、圓を畫いたり、十文字を畫いたりし始めた。
「ね、面白いだろ。
何でも書けるんだよ」