今度は梅吉が、観音様だと云って自分を拝ませたり、大地震だと云って恐がらせたり、其の度毎に表情の盛んな三平の顔が、千変萬化する可笑しさと云ったらありません。
それからと云うものは、榊原の旦那と梅吉に一と睨みされゝば、直ぐにかけられて、ぐたりと倒れます。
ある晩、梅吉がお座敷の帰りに柳橋の上で擦れちがいざま、
今度は梅吉が、観音様だと云って自分を拝ませたり、大地震だと云って恐がらせたり、其の度毎に表情の盛んな三平の顔が、千変萬化する可笑しさと云ったらありません。
それからと云うものは、榊原の旦那と梅吉に一と睨みされゝば、直ぐにかけられて、ぐたりと倒れます。
ある晩、梅吉がお座敷の帰りに柳橋の上で擦れちがいざま、