谷崎潤一郎 『細雪』 襖が開いて、雪子が廊下から這入って来たので、ひょっと聞かれたかも知れないと思いながら、幸子はそれきり口を噤んだ。 「中姉ちゃん、その帯締めて行くのん」 と、姉のうしろで妙子が帯を結んでやっているのを見ると、雪子は云った。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア