「それが、微かな音やねんけど、キュウ、キュウ、云うて、息する度に耳について難儀したことがあるねんわ、そんで、その帯、音楽会にはあかん思うたわ」
「そんなら、どれにしょう。
そう云うと又箪笥の開きをあけて、幾つかの畳紙を引き出してはそこら辺へ一杯に並べて解き始めたが、
「それが、微かな音やねんけど、キュウ、キュウ、云うて、息する度に耳について難儀したことがあるねんわ、そんで、その帯、音楽会にはあかん思うたわ」
「そんなら、どれにしょう。
そう云うと又箪笥の開きをあけて、幾つかの畳紙を引き出してはそこら辺へ一杯に並べて解き始めたが、