谷崎潤一郎 『細雪』 「瀬越君は変っているんですよ」 と、房次郎が傍から註釈を入れた。 「大概な人が巴里へ行くと、帰るのが嫌になると申しますけれども、瀬越君はすっかり巴里と云う所に幻滅を感じて、猛烈なるホームシックに罹って帰って来たんですから」 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア