「知ってるのん、雪姉ちゃん」
「ふん」
妙子には、雪子があまりその問題に触れられたくないので、冷淡に受け流しているのかとも取れたけれども、矢張その「ふん」は肯定の「ふん」であって、ただいつの間にかそんな雑誌を読んでいたことを知られたのが極まり悪さに、空惚けているのらしかった。
「知ってるのん、雪姉ちゃん」
「ふん」
妙子には、雪子があまりその問題に触れられたくないので、冷淡に受け流しているのかとも取れたけれども、矢張その「ふん」は肯定の「ふん」であって、ただいつの間にかそんな雑誌を読んでいたことを知られたのが極まり悪さに、空惚けているのらしかった。