すぐカタリナが出て来て、階下の二た間つづきの奥の間の方へ案内したが、まん中に据えてある鋳物のストーブを囲んで主客四人が座を占めると、もう身動きもならないくらいな狭さであった。
四人はめいめい、長椅子の端の方や、頭の方や、一つしかない安楽椅子や、堅い木の椅子などに席を見つけて、適当に腰をかけたが、うっかり体を振り向けると、ストーブの煙突に触ったり、そこらのテーブルの上の物を肘で落したりする危険があった。
階上が多分親子三人の寝室になっているのらしく、階下はこの二た間の外には裏にコック場があるだけのように想像されるので、此処から見える次の間が食堂に使われるらしいのであるが、其方の部屋も此方の部屋と同じくらいな広さしかない。