谷崎潤一郎 『細雪』 貞之助と幸子とは、さっきから内々空腹を感じ出していて、互にそっと腕時計を見ては眼を見合わしていたが、会話の跡切れた時を待って、貞之助が云った。 「あなたの兄さん、どうしましたか。 今夜お留守ですか」 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア