黙ると一層空腹が身にこたえるので、何か話題を見付けてしゃべっていなければならなかったが、そうそう話すこともなくなって、ふっと四人とも無言になる時があると、石炭のごうごう燃える音だけが際立って聞えた。
ポインタア系の雑種の犬が一匹、鼻で扉を押し開けて這入って来て、ストーブの火照りが一番よく当る場所を選んで、人間達の脚と脚の隙間へ割り込み、前肢の上に首を伸ばしてぬくぬくと蹲踞まった。
「ボリス」
黙ると一層空腹が身にこたえるので、何か話題を見付けてしゃべっていなければならなかったが、そうそう話すこともなくなって、ふっと四人とも無言になる時があると、石炭のごうごう燃える音だけが際立って聞えた。
ポインタア系の雑種の犬が一匹、鼻で扉を押し開けて這入って来て、ストーブの火照りが一番よく当る場所を選んで、人間達の脚と脚の隙間へ割り込み、前肢の上に首を伸ばしてぬくぬくと蹲踞まった。
「ボリス」