と、ほっとしたような大声を出して、竹の葉をガサガサ云わせて立ち上ると、車前の根を掘るために持っていた切り出しを放り出して、手袋を脱いで、蚊に螫された痕のある手の甲で額の汗を拭き拭き、ぐっと腰の蝶番を伸ばしながら身を反らした。
それから、花壇の傍の水道の栓を開けて、手を洗って、
「モスキトンないか」
と、ほっとしたような大声を出して、竹の葉をガサガサ云わせて立ち上ると、車前の根を掘るために持っていた切り出しを放り出して、手袋を脱いで、蚊に螫された痕のある手の甲で額の汗を拭き拭き、ぐっと腰の蝶番を伸ばしながら身を反らした。
それから、花壇の傍の水道の栓を開けて、手を洗って、
「モスキトンないか」