谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 四月中旬になってから、好天気の日には庭を二三十分ぐらい散歩するようになった。 大概看護婦がお供をしたが、稀には颯子が手を曳いていることもあった。 嘗て拵えてやると約束をしたプールの工事がもうその頃始まって、庭の芝生が掘り返されていた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア