谷崎潤一郎 『鍵』 私が知っているのはあの日記帳の所在と、鍵の隠し場所だけである。 決して私は日記帳の中を開けて見たりなんかしたことはない。 だのに心外なことには、生来疑い深い夫はわざわざあれに鍵をかけたりその鍵を隠したりしなければ、安心がならなかったのであるらしい。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア