―――寝室に螢光燈などが置いてあるわけはないのだが、夫は書斎のデスクにあるのを持って来たのだ。
夫は螢光燈の光の下で、私の体のデテイルを仔細に点撿することに限りない愉悦を味わったのであろうと思うと、―――私は私自身でさえそんなに細かく見たことのない部分々々を夫に見られたのかと思うと、顔が赧くなるのを覚える。
夫はよほど長時間私を裸体にしておいたのに違いなく、その証拠には、私に風邪を引かせまいために、―――そうしてまた眼を覚まさせまいために、―――ストーブを真赤に燃やして部屋を異常に煖めてあった。