浅ましい趣味ではあるけれども、夫は私の裸体を見ることが好きなのであるから、せめて夫に忠実な妻の勤めとして、知らないうちにハダカにされることぐらいは忍耐しなければいけないと思う。
これが封建時代の貞淑な女房であったら、妻が夫の命に服するのである以上、どんなに忌まわしいイヤらしいことであっても、進んで云いつけに従ったであろうし、従わなければならなかったであろう。
まして私の夫は、そういう気狂いじみた遊戯によって刺戟を受けるのでなければ、私を満足させるような行為をなし得ないのであるとすればなおさらである。