敏子は木村さんがあの写真をあの本の間に挟んでおいたのは、「木村さんのすることだから」ただの不注意とは思えない、何か訳があるような気がする、敏子に何かの役目を負わせるつもりかも知れないと云い、木村さんに対する彼女の観察をいろいろ述べるところがあったが、それはここに書かない方が夫のためによいと思う。
三月十八日。
………佐々木ノ帰朝祝賀宴ガアッタノデ十時過ギニ帰宅シタ。
敏子は木村さんがあの写真をあの本の間に挟んでおいたのは、「木村さんのすることだから」ただの不注意とは思えない、何か訳があるような気がする、敏子に何かの役目を負わせるつもりかも知れないと云い、木村さんに対する彼女の観察をいろいろ述べるところがあったが、それはここに書かない方が夫のためによいと思う。
三月十八日。
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