この間の晩も、敏子はブランデーが始まると、ほどよい所で消えてなくなって、マダムの部屋にはいり込んでいたのだが、(このことを書くのは始めてである。
夫に誤解されることを恐れて差控えていたのであるが、もうその必要もなさそうに思う)昨夜もかなり早くから見えなくなっていて、マダムが帰宅してからもまだしばらく母屋で話し込んでいた。
私は意識を失ってから後のことはよく分らない。
この間の晩も、敏子はブランデーが始まると、ほどよい所で消えてなくなって、マダムの部屋にはいり込んでいたのだが、(このことを書くのは始めてである。
夫に誤解されることを恐れて差控えていたのであるが、もうその必要もなさそうに思う)昨夜もかなり早くから見えなくなっていて、マダムが帰宅してからもまだしばらく母屋で話し込んでいた。
私は意識を失ってから後のことはよく分らない。