そのあと私一人病室に附き添う。
病人は宵からうつらうつらしていたようであったが、小池さんが去ってから十数分後、どうも眼を覚ましているらしいけはいを何となく感じる。
薄暗い蔭の方に臥ているので、はっきり分らないのであるが、微かな身じろぎとともに口をムニャムニャさせたような気がしたからである。
そのあと私一人病室に附き添う。
病人は宵からうつらうつらしていたようであったが、小池さんが去ってから十数分後、どうも眼を覚ましているらしいけはいを何となく感じる。
薄暗い蔭の方に臥ているので、はっきり分らないのであるが、微かな身じろぎとともに口をムニャムニャさせたような気がしたからである。