谷崎潤一郎 『鍵』 病室へ下りて来てみると、敏子が来ている。 五時半、夕食前三十分に今日もルミナールを射す。 薬が利いて来るのは四五時間後であるから、当分毎日この時刻に睡眠剤を射して夜間の安眠を謀った方がよいであろうという、児玉さんの意見があったからである。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア